年齢が不安なあなたに在宅でも仕事ができる環境が整い始めている

一昔前では珍しかった、リモートワーク・テレワークという働き方が一般的になってきました。

いまはネットさえ繋がれば、サーバーの情報をリモートアクセスすることもでき、会社のデスクにいるのと同じような環境で仕事ができる時代です。

安倍内閣が進めている働き方改革でも、テレワークの推進は主題に挙げられており、今後ますます増えていく働き方です。

独立したい気持ちはあっても、年齢がネックになり踏みとどまっている方は多いかもしれません。

今回はフリーランスエンジニアの年齢事情についてお話ししていきます。

フリーランスエンジニアの平均年齢 【30代~50代がボリュームゾーン】

どの業界も共通していますが、独立には「不安」が伴います。

フリーランスは会社員と違い、仕事がないと収入はゼロの世界です。

だからこそ、実務経験を10年、20年と積み、スキルや人脈を築いた30代、40代以上の方が、自然と独立という道を選ぶことが多いようです。

エージェントに話を聞いてみたところ、メインの層は30〜50代が多いそうです。

20代のフリーランスエンジニアが最近増えてきている

30代以上にフリーランスが多いことは事実ですが、最近は20代のフリーランスエンジニアも増えてきています。

理由はいくつか考えられますが、フリーランスエンジニアの働き方が、若者を中心に浸透し始めているからと思われます。

昔は激務でバリバリ働いて年収1,000万円稼ぎ、マイホームや高級車を買うのが、みんなが目指す成功像でした。

でも現代はそういった価値観を持っている若者は減ってきているのです。

激務で年収1,000万円稼いでたくさん消費をするよりも、週3勤務で年収400万円くらい稼ぎたいと思う人の方が圧倒的に多くなっています。

そんな若者に、自由なフリーランスエンジニアという働き方は、特に魅力的に映っているのかなと思います。

最近はクラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシング系の案件サイトも増えています。

こういったサービスを使えば、副業として小さく仕事を始め、経験を積むことだってできるのです。

エンジニアの経験を積み、独立する方法

一度エンジニアとして就職して実務経験を1〜2年積み、クラウドソーシングで経験を積み、そして友人から仕事をもらう。

一番現実的なのは一旦エンジニアとして就職し、実務経験を積む方法です。

いずれにしても、どの道であれ、5年、10年もの期間は全く必要ありません。

2年ほどしっかり経験を積めば、フリーランスとして独立は極めて現実的です。

未経験からフリーランスエンジニアを目指せるのは何歳までが限界?

結論、何歳になっても目指せます。

ただし、30歳以上になると難易度はかなり上がる印象です。

それでは20代からと、30代以上からの2パターンに分けて解説します。

20代未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合

プログラミング・エンジニアの世界は、20代には特に優しい世界です。

まず20代であれば、就職支援付きのプログラミングスクールを利用できます。

就職支援付きプログラミングスクールは、未経験のポテンシャル人材を採用したいIT企業とコネクションを持っていますから、高い就職決定率があります。

そのため、エンジニアやプログラマーとしての就職は現実的です。

就職し、エンジニアとして2年ほど実務経験を積めば、前述とおり、数年後にはフリーランスエンジニアとして独立も現実的です。

30歳以上の未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合

一方、30歳以上となると、話は難しくなります。

一番難しい点は、大半の就職支援付きプログラミングスクールの受講対象は、30歳未満となっていることですね。

30歳以上だと受けられるスクールがかなり減るので、その分選択肢が少なくなります。

では、30歳以上だと可能性がないかというとそうではなく、一番現実的なのは、30代以上でも受講できるプログラミングスクールを活用することです。

フリーランスエンジニアとして年齢関係なく活躍し続けるには

エンジニアに限らずどんな仕事もそうですが、顧客に価値を提供し続けることで、信頼残高が貯まり、結果として仕事に困らなくなるものです。

特に大事なことは、自分が任された仕事を、顧客の期待以上にこなしていくことです。

期待を超えて仕事をしていくことが、信頼獲得の何よりの方法です。

フリーランスの資本は、自分自身です。

常に新しい技術を学び、柔軟な姿勢で、新しいことを吸収し続けること。

同時にそれまでの経験を活かし、プロジェクトに貢献でき、チームでいいコミュニケ―ションをとり、円滑に仕事が進むよう、人間力を磨くことです。

実際には、60歳を過ぎても現役で仕事をされているSEのフリーランスも大勢いらっしゃいます。 

ずっと現役で働き続けるために、今日できることからはじめてみましょう。

フリーランスエンジニアに年齢の限界ってあるの?

ITフリーランスになったあとのことを不安に思う人が多いです。

その中でも、「何歳までITフリーランスとしてやっていけるの?」という質問を多く聞きます。

もちろん技術力があれば、何歳になってもフリーランスエンジニアとしてやっていくのは可能です。

しかし、現実には技術に追従し続けることの難しさがありますし、若い人のような働き方がいつまでもできるわけではありません。

フリーランスエンジニアが年齢の壁を感じる時

年齢の壁というものは存在します。

新しい技術についていけない

一般的な会社勤めの50代は大半が管理職ですが、フリーランスエンジニアではそうはいきません。

常に現場で新しい技術を駆使していかなければならないのです。

しかし、人は誰しもが歳を重ねると考え方が保守的になり、凝り固まり、新しいものに挑戦しようとしなくなる傾向にあります。

50代にもなって新しい技術を習得するのは難しくなるのです。

体力の衰え

若いうちは、その気になれば1日10時間でも12時間でも働けるものです。

しかし、歳を重ねるほどに体力は落ち、腰や手首などの慢性的な痛みに襲われ、そして50代ともなれば老眼も患います。

プログラマー的な職種では、歳を重ねるほどに効率が落ちる一方なのです。

20代30代の頃のように長時間働いて無理をするということが、徐々にできなくなってしまうのです。

世帯を持ち、固定費が上がる

一般的に50代ともなれば子供がいて、マイホームや子供の学費に追われる年代です。

当然、いくら節約しても家庭を維持するための固定費は高止まりのままなのです。

20代のうちは単価の低い案件でも何とかやりくりできていたけれど、50代になるとそうはいきません。 

身軽な20代と世帯持ちの50代はここが決定的に異なります。

50代でもフリーランスエンジニアとしてやっていくには?

このように、どうしてもエンジニアは年齢的に壁が存在するのは事実です。

それでは、50代を過ぎるともうフリーランスエンジニアとしてやっていくのは不可能かというとそうではありません。

「20代、30代と同じ土俵でなく、50代ならではの経験・スキルで企業に貢献できるか?」が大切なポイントとなります。

自らが作業するのではなく、講師、指導者という立場に回ることで身体の負担を少なくできます。

40歳になると、若い頃から積み上げてきたスキルがたくさん蓄積されています。

そのため、セミナー講師やアドバイザーとしての立場で社会に貢献していくこともできるでしょう。

また、スタッフを雇って教えることで、自分自身は作業せずに営業や経営者として活動することもできるでしょう。

適切なエージェントを選ぶ

現在ではフリーランス向けのエージェントサービスがあります。

エージェントによっては若い世代向けの案件を多く抱えるところと、40代以上の経験豊富な人向けの案件を準備してくれるところがあります。

そのため、自分の年齢に合わせて適切なエージェントを選択するようにしましょう。

今後IT系の人材不足は確実視されており、またフリーランスエンジニアをサポートしてくれるエージェントの質も年々高まっているという追い風が吹いているというのもまた事実です。

セミナーを主催しよう

40代以上のフリーランスエンジニアが持つ経験は、現場で生かすだけが商品価値ではありません。

成功や失敗体験も多く、経験から基づいた話自体が若い人にとってとても有用なものとなります。

Webで探せば、セミナーを開きたい人と聞きたい人をマッチングするサービスも沢山あり、思ったよりも実現化の敷居は高くありません。

現在、若年のフリーランスがどのような悩みや問題に直面してるいかをリサーチし、それを題材としたセミナーを行ってみましょう。

こういった働き方もフリーランスエンジニアとしての1つの形ではないでしょうか。

定年は無いので自分で決める

フリーランスは組織から制度として定年齢をきめられている訳じゃないので、自分の意志さえあれば、何歳まででも働き続ける事ができます。

フリーランスにおける定年とは、その年になったら一切働かなくなる年齢というよりは、一定の貯蓄を積み上げ、「働かなくても一生安泰のレベルまでいった状態」の年齢を指すと思います。

10年、20年先を見据えて早めから手を打つ

「貯蓄」よりも「自己投資」、「設備投資」の方が間違いなくリターンが大きいと思います。

ここでいう「投資」は、株や投資信託などの「金融投資」ではありません。

勉強会やセミナー、書籍、スクールなどにお金を使って自分の能力を向上させる「自己投資」と、作業環境やツール、ソフトウェアなどにお金を使う「設備投資」に積極的にお金を使う方が「貯蓄」するよりも、先々を見ればリターンの期待値が大きいということです。

フリーランスは経営者でもあります。何年後かにはねる為に積極的に「自己投資」、「設備投資」をしましょう。

まとめ

フリーランスエンジニアは実務経験2年程度でもなれるし、フリーランスエンジニアになれば月収60万円(年収720万円)も平均的です。

独立に際して唯一の不安だった「仕事獲得」については、フリーランスエンジニア専門エージェントがあり、頼めば自分で営業をしなくても仕事を紹介してくれる時代です。

エンジニア不足、かつ仕事余りの時代です、

フリーランスエンジニアに興味があるなら、年齢に関係なく、チャレンジしてみましょう!

フリーランスエンジニアは魅力のある働き方です。