フリーランスエンジニアが知っておくべき営業の基礎知識 10のまとめ

フリーランスになったら、会社勤めの時には考えもしなかったことを真剣に考える必要性が出てきます。それは、営業です。技術屋(エンジニア)だった時には、良い製品やサービスを生み出せば良かったのにフリーランスになった途端、営業という未知の分野に飛び込まなくてはいけません。仕事を得るためには営業は不可欠だからです。
この「営業」の存在がフリーランスを志すエンジニアにとって高い障害になっています。それは、営業を得意とするエンジニアが本当に少ないからです。
ここでは、フリーランスとなったエンジニアが、しっかりと仕事を得るように最低限知っておくべき営業の基礎知識についてお伝えします。ぜひ、苦手意識を克服して営業を得意とするフリーランスエンジニアを目指してください。
営業が苦手なフリーランスへ~営業代行があるんです!
営業は「苦手」「時間がない」。
そんなフリーランスには営業代行(エージェント)がオススメです。
フリーランスの業界には、本人に代わり企業へ営業や交渉を行うエージェントが存在します。
案件をどんどんこなしていきたいフリーランスにとって、営業代行を活用することが便利でお勧めです。
魅力的な案件は競争率も高い為、経験豊富なプロに任せる方が成約率も期待できます。
営業代行はフリーランス個人ではなかなか交渉しにくい大手の求人・案件や、一般公開されていない求人・案件でも、営業代行なら成約の確率が上がります。
さらに報酬や条件といった要望もあらかじめ営業代行に伝えることでマッチした紹介を受けることもできます。
その上営業代行なら、案件が終了しそうな時期を見計らって、また新たな案件を探してくれます。
フリーランスとして不安な、「案件が途切れるのが心配」という要素を払拭してくれるのが、営業代行を活用するメリットのひとつです。
営業代行は便利だけどお金の余裕がない、という方も多いでしょう。
しかし、本業以外のことは外注化した方が便利です。
営業代行に支払うお金は、その分、継続的に良い仕事をして単価が上がるように頑張りましょう。
飛び込み営業を成功させるためにやるべきこと
フリーランスのエンジニの中には飛込み営業が苦手だったり、営業が後回しになりがちな方も少なくありません。飛込み営業がうまくいかない人は、いろいろ理由があります。
飛込み営業の仕方、アプローチのポイントがわからない。
飛込み営業を行う相手が見つからない。営業をしているのに発注に繋がらない。
今ある案件が忙しくて手が回らない・・・では、どうしたらいいでしょうか。
フリーランス初心者の中には、ただ闇雲に飛込み営業を始める人がいます。
飛込み営業の仕方、アプローチのポイントがわからないという人は、まず「自己分析」をし、「この人の話を聞いてみたい」と思わせるような営業をすることを目標に設定してみましょう。
飛込み営業をして訪問した時、最初から話を聞いてくれる人はほとんどいないと思います。
何回も訪問することです。会えば会うほど人間は慣れます(笑)
そして慣れれば、「いちど話を聞いてみようか?」となります。
心理学上でも慣れれば飛込んで来た人に対しても相手は心を開いてくれるようになるのです。
飛込み営業は苦手だと最初から決めつけず、会う回数を増やせばあなたにとって有利になるはずです。
フリーランスになったら営業は避けて通れません!
相手の胸に飛び込むつもりで飛込み営業にチャレンジしましょう。
フリーランスこそ、営業職のスキルが活きる!
企業で働くイメージが強い営業職ですが、フリーランスという働き方も広まってきています。
フリーランス営業職の良いところは、時間の拘束がなく、扱う商材も自分で考えて揃えられるところです。
しかし、自分の売りたいものを好き勝手にプレゼンして提案しても、お客様が買ってくれることは稀です。
お客様の課題やニーズをヒアリングしたうえで提案をしましょう。
フリーランス営業職は、「商品はあるが売ってくれる営業職がいない」という企業に対して、「その商品を売りますよ」という営業支援をするのが仕事です。
自社で営業を抱えていない技術職の強い企業にとって、商品を売ってくれる営業マンは必要とされる人材です。
しかし、こうした企業を探し出してくるのが予想以上に大変!
そこで、業務委託の形で案件を紹介してくれる人材紹介会社に登録するのです。
取引先の企業とは「業務委託契約」の形で契約します。
クライアントとなる企業としては、売れた時に売れた分だけマージンを払う完全成果報酬のほうが金銭面での負担が少なくてすみます。
フリーランスの営業職のあなたはクライアントのために営業活動をします。
フリーランス営業職の年収の「目標は1000万円」と考えていいでしょう。
フリーランスの営業職は工夫と能力次第で青天井に稼げる仕事です。
企業で営業職を経験してからフリーランスになれば「安心安全」です!
営業メールで成功するコツ
営業メールは、その名の通り営業手段がメールですので面会の必要はありません。
ですが、その中身は従来の対面営業と同様です。
その理由は、メールであっても対面であっても営業の目的が仕事を得るためなので本質は同じということです。
それでは、フリーランスのエンジニアが営業メールで成果をあげるためのコツについて説明します。
大切なことは、
「自分(提供できるサービスも含め)を知ってもらうこと」
です。
メールだから、「アポイントメントがいらない」「移動時間がない」というメリットはあります。
しかし、このことを理解せずにメール営業しても満足な成果を上げることは難しいでしょう。
フリーランスエンジニアである貴方が提供するサービスによって、相手方が受けるメリットをしっかりとイメージさせることが重要です。
まずはメールを作る前に、送付先企業のWebサイト求人欄を見てニーズを再確認します。
そして、そのニーズに対して自分が提供できるメリットをしっかりと明示しましょう。
さらに本文には、『なぜ』を盛り込むことを意識してください。
『なぜ、このメールを送付したのか』
『なぜ、御社に私が提供するサービスが必要なのか』
『なぜ、私が御社と接点を持ちたいのか』
そうすることで相手を文章に引き込むことができるはずです。
「文面から仕事に繋げる」
これをしっかり意識しておくことが、営業メールを成功させる秘訣です。
メール営業に使うアドレスについて
そしてもう一つ重要なこと。
それは、メールアドレスには「プロバイダのメールアドレス」を使用することです。
YahooメールやGmailなどのフリーメールは「営業メール」として相応しくありません。
メールアドレスは、メール営業においてあなたの「顔」です。
「信頼を得ること」を念頭にすればフリーのアドレスは絶対に避けるべきです。
必ず、プロバイダーメールを使用しましょう。
最後に確認の意味でメールを作ったら、一度自分宛に送付することをオススメします。
少し時間をおいて見ればより効果的です。
受け取った側の気持ちになって、どのような印象を受けるかを確認できるからです。
フリーランスエンジニアの仕事探し
「フリーランスエンジニアは稼ぎやすい!」・・・その反面
「フリーランス=仕事がなくなったら収入がゼロ」という恐怖を持っている方もいるはず。
フリーランスにとって仕事や案件を探すのは苦労が伴います。
特に独立したばかりの初心者はどうやって仕事を探したら良いのかわからないものです。
現在エンジニア業界は人手不足で、普通に営業したら仕事は取れます。
そして年収も上がります。
「フリーランスエンジニアの仕事探し」の方法には
①求人サイト
②知人からの紹介
③営業パートナー
④ブログ発信
⑤自ら営業する
など様々ありますが、仕事探しの王道はやはり、自ら営業をかけることでしょう。
営業の経験を重ねるほど、自分のスキルの売り込み方のブラッシュアップができるようになりメリットは豊富です。
広範囲な人脈があれば紹介だけで成り立つと思いますが、大抵の人は案件が頭打ちになります。
そこを解決できるのがフリーランスエージェントを利用するという方法です。
フリーランスエージェントに案件を紹介してもらえば、継続的に様々な案件に携わることができます。
そこで、実績を積むことができれば信用にもつながり人脈も広げることができるのです。
フリーランスの仕事探しは工夫ひとつで道はいくつもあります。
どうしても営業が難しいと思う方はエージェントに相談するといいでしょう!
フリーランスエンジニアの仕事獲得方法
「フリーランスになったら、仕事を獲得するためにどうすれば良いのだろう?」
そんな不安を抱いていませんか?
ここでは、フリーランスエンジニアが効率的に仕事を獲得する方法をお伝えしていきます。
ぜひ、充実したフリーランス生活にお役立てください。
効率的に仕事を獲得する方法
フリーランスが仕事を得るには、知人からの紹介以外は以下の方法があります。
①求人情報サイト(エージェント)で案件を探す
エンジニアの場合常駐型の求人が多いですが、自己分析やスキルシートの作成の他、仕事獲得まで手伝ってもらえるエージェントもあります。
②クラウドソーシングサイトで案件を探す方法
案件は簡単なものから本格的なものまで様々で、在宅型案件が多いです。 顧客の仕事を完遂し信頼を築くと、次の案件に優先的に声をかけてもらえることもあります。
③フリーランスの勉強会(セミナー)に参加
IT業界の流れはとても早いものです。各地で定期的に開催されるセミナーへの参加は、情報収集として最適です。しかも自分の市場価値を高めるきっかけになります。そこで知り合ったエンジニア同士で人脈を広げ、スキルアップ、強いては仕事獲得に繋げましょう。
「営業力」はフリーランス人生を左右する!
会社員時代とは違い、フリーランスは自分の力で仕事を獲得していかなければなりません。
そこで必要となるのが『営業力』。
営業力はフリーになって、話がきた案件を確実にとるスキルだけでなく、話を広げたり、継続して案件をもらうために必要です。
フリーランスとして仕事を始める際、まずクライアントになってもらいやすいのは「退職した会社」や「会社員時代に仕事をした取引先」でしょう。
しかし、ある日突然仕事の依頼がなくなることも大いにあるのです。
仕事を安定して獲得するためには、日頃からできるだけ多くの「クライアント候補」との接点を作っておくことも大切です。
また、それと合わせて自分磨きも必要となってきます。
ここで言う自分磨きとはスキルアップのことです。
クライアントもしくはその候補者からの信頼を勝ち取り仕事を得るためには、スキルアップが不可欠だからです。
ぜひ、セミナーや勉強会に積極的に参加して営業力としてのスキルアップも目指しましょう。
「営業力」というと、電話営業やメール営業、人脈づくりや広告宣伝といったことを思い浮かべますが、それ以上に大切なのは依頼された内容以上のものを確実に提供する、誠実な仕事の積み重ねです。
そのために必要な、スケジュール管理や社会人としてのビジネスマナー、規則的な生活で健康を保つことといった、基礎的なことを守ることが自分に対する営業力に繋がります。
法人と個人とでは顧客層が違うので営業方法は大きく異なります。
法人営業の仕事の流れ
最初に開拓したい企業のターゲットリストを作ります。大きな取引が狙えそうな企業から、上から順番に作っていきます。
企業名、電話番号、メールアドレス、担当者名、先方の概要、いつアプローチして現在どんな状況かなどです。
リストを作成する際、電話番号がわからない場合は、上場企業であれば会社四季報に記載されています。(掲載していない企業はプレスリリースをチェック)
アプローチするための部署名や担当者を知るため、twitterで企業名や提供しているサービス名で検索し、さらにFacebookで投稿内容をチェックします。
SNSをみていくと、担当部署名や担当者にたどり着けることがよくあります。
下調べができたら代表番号に連絡をし、該当部署に繋いでもらいます。
アプローチしたい担当者に関連する情報をより多く集め、相手の役に立つ提案をしたいという気持ちになって話をもっていけば高い確率でアポイントが取れます。
初回の訪問では相手の話を聞くことに集中します。
人はどんな時でも自分の話を聞いてくれる人に好意をいだきます。
またこの人に会いたいと思ってもらうことが何よりも大切です。
フリーランスの仕事の取り方 色々
会社員時代の縁をベースに営業活動を行う方法
会社員時代に評価される仕事をしているかが大切です。
あなたの仕事はクライアントを満足させていますか?
「退職しましたご報告」を、ブログやSNSで書きまくる
ここで大事なことは、ネガティブなコメントは避けること。
読み手の心に響くような文章を書けるかがポイントです。
楽しくない人と一緒に仕事したくないですよね?
ポジティブな印象を心がけましょう。
クラウドソーシングを利用する
今、非常に注目されているクラウドソーシング。
実はクラウド経由の仕事は案件単価が安く、それだけで食べていくのは大変です。
自分なりの工夫が必要となってきます。
エージェントサービスに登録
ITエンジニアや、コンサルティングなどはマーケットが整っており、仕事の選り好みをしなければ最低限のお仕事はもらえます。
それ以上になると、それなりの工夫が必要となってきます。
戦略コンサルティング等の高単価案件もありますので良質なエージェントと契約しましょう。
セミナーやコミュニティに参加する
セミナーに出るという営業方法をとっている人の多くは、長期的な展望の下、人脈を形成しています。
同業者のフリーランスエンジニアと交流することは刺激にもなりますし、情報収集としては最適です。
仕事が回ってくる可能性も^^
異業種交流会にいく
自分にないスキルを持っている仲間を作ることで、今迄自分が受けられなかった仕事も取れるようになります。
フリーランスの仕事の取り方、営業について
政府の働き方改革でフリーランスが注目を集めています。
これからは市場価値が高いスキルを持っている人にはどんどん仕事が集まってきます。
フリーランスの仕事の取り方は最初大変ですが慣れれば簡単、頑張りましょう!