実例でわかる!フリーランスエンジニアの成功ポイント

自由に自分の好きな仕事ができる…。

多くの人はフリーランスに憧れを持ち、理想的な働き方と考えています。

しかし実際にフリーランスとして活動を始めると、理想とは違う厳しい現実に直面してしまう人が多いのも事実です。

このページではフリーランスの成功例と失敗例から、成功するフリーランスになる方法を探っていきます。

フリーランスの何が大変でつらいのか、そしてその状況を打開する方法はあるのかどうかについて考えてみたいと思います。

フリーランスエンジニアの実態


フリーランスエンジニアの実態の一つとして稼ぐエンジニアは驚くほど稼ぐという点があげられます。

その理由はシンプルです。

正社員と違い仕事の制約がないため、働いたら働いた分報酬となるからです。

正社員の場合は頑張って働いても年収は2倍になりません。

でも、フリーランスの場合は単純に仕事量に対して報酬を得ることができるのです。

優秀なエンジニアは頑張ればビックリするほど稼げるのです。

フリーランスの成功事例


実例①:知り合いのフリーランスは在宅勤務で仕事をしています。

企業から依頼を受けて:月の単価→120万円
一日の実労働→約3時間~4時間
スキル→オープン系の開発やスマホアプリ全般開発対応可。

これはほんの一例ですが、このように正社員では絶対にできないような働き方や報酬を得ることができるのもフリーランスの魅力です。

フリーランスエンジニアが成功するには?


まずフリーランスになって、一番先に取り組むべきなのが安定した収入源を得ることです。

そのためには あなたのスキルや強みを知っている前の職場や取引先からの紹介が見込める状況で独立をすると安定したスタートを切ることができます。

前の会社や取引先と良好な関係を保っている

フリーランスとして成功している人の共通点として、前に所属していた会社や担当していた取引先を大切にして良好な関係を保っていることが挙げられます。

小さく始める

フリーランスになったり、起業をしたりすると何かしなくてはならないと思いがちですが、最初から大きな事務所を借りたり、余計な設備投資をすることは必要ありません。

まずは、小さく始めるということが大切です。

安すぎる単価で売り込まない

知り合いだからといって安すぎる金額で受けてしまうと、その人から紹介された他の案件の値上げをすることが難しくなります。

無理な値下げをせずに最初から適正な価格で仕事を受注するようにすることが、フリーランスで成功していくことにつながります。

フリーランスの失敗事例


次に失敗する人の事例を見ていきましょう!

実力もクライアントもないまま独立

実力がないのにフリーランスになったり、以前の会社と関係が良くない状態で独立したりすると新たにクライアントを獲得することが難しくなります。

実力もクライアントもない状態での独立は、フリーランスとして失敗しやすい厳しいスタートと言えます。

お金が足りない

オフィスや設備などに最初からお金をかけすぎてしまうと、折角蓄えたお金があっという間になくなってしまいます。

最初はそういうものにお金を使わず、名刺やポートフォリオなど仕事を受けるために直結するものに投資しましょう。

案件単価を下げる

仕事がないからといって、むやみに単価を下げたり無料で仕事を受けたりするのは失敗する人にありがちです。 

適正な価格で仕事を受けるようにしましょう。

安さを売りにしている

失敗しているフリーランスに多いのが、価格のみで勝負していることです。

価格での勝負になると、大手の会社や資金の多い会社との体力勝負になってしまい、失敗することが多くなります。

専門分野の中で特に何か長けているものがあれば、強みとしてアピールも出来、その分野の案件も多くなり、価格をむやみに下げる必要がなくなります。

以前の会社と関係が良くない

以前の会社と関係が良くないままフリーランスになると失敗する確率が高くなります。

特に同じ業界や地域でビジネスをする場合には、以前の会社との関係は良好に保った方が良いでしょう。

独立する際には退職のマナーを守って辞めるようにしましょう。

フリーランスで最終的に問われるのは実力


技術を常に高める努力をしましょう!

日々進歩する技術に追いついてものにするためには、勉強をしていくことが欠かせません。

業種ごとに開かれている勉強会や、Web上の意見交換などで自分の知識を常に最新の状態に保てるようにすることが大切です。

フリーランスとして安定するためには?


不安定と言われがちなフリーランスですが、少しでも安定して仕事をするために仕事のやり方を工夫する必要があります。

そこで、安定するためのコツを紹介しましょう。

コンスタントに仕事が来る仕組みを作る

フリーランスとして安定するためには、コンスタントに仕事が来るようにしなければならないのですが、毎回営業をして新しく仕事を取るよりも、これまでのつながりから生まれる仕事であれば営業にかけるリソースがとても少なくて済みます。

リピーター8割、新規2割くらいを保つ

大きな案件を任されたり、継続受注を受けたりするとその仕事の割合が大きくなってしまいます。

しかし、少数のクライアントに絞りすぎるとリスクがとても高くなってしまいます。

大型案件を受けた時などには必ずその他の仕事も保つようにして、リスクを分散しましょう。

本業以外のタスクを効率化

本来の業務とは違う事務や経理などの作業に時間をとられることは大きな機会損失になります。

Webサービスやソフトウェアを効果的に活用して、事務・経理・営業などの負担を少しでも少なくなるように工夫しましょう。

「好きなことしかやらなくていい」は大きな誤解

フリーランスは好きなことしかやらなくていいと言われていますが、それはとんでもない誤解です。

フリーランスこそ、好きでないこともやらなくてはならないのです。

営業はもちろん、今迄会社がやってくれていた保険や税金なども自分でやらなければならないし、請求や回収も自分の仕事。

新規顧客の開拓をやりつつ、作業的な仕事……も、すべて自分でやらなければ何も進まないのです。

「フリーランスは好きなことしかやらなくていい!」 なんてウソ!ウソ!

厳しい現実

その1 仕事がない!

・「いくら優秀でも、営業しないと仕事がない」
・「フリーランスで一番つらいのは仕事がないこと」

いくらスキルがあっても仕事がなければ収入はゼロ。

フリーランスである以上営業は必要不可欠です。

中にはフリーランスになる前のつながりで仕事の依頼があり、特に営業しなくても大丈夫、という人もいるかもしれません。

しかし、同じ相手から継続して仕事をもらえる、という保障は今の世の中にはありません。

その2 仕事を引き受けすぎてオーバーワーク

・「仕事がなくなるのが怖くて、どんな仕事でも引き受けてしまう。」
・「不安でたまらないので、スケジュール帳は常に埋めている」
・「オーバーワーク気味で身体がもたなくなってきた。倒れたらどうしよう!」

仕事をいただけるのはありがたいことですが、すでに抱えている案件があっても、新規の依頼迷った挙句に、無理して引き受けてしまう人も多いでしょう。

しかし、結局は自分自身を追い詰め、最悪クライアントにも迷惑をかけて信頼をなくすという事も想定されます。

仕事を受けるときは無理のないように!

その3 休みがない!

・「週明けが締め切りの仕事があると、週末は子どもと遊べない」
・「ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始…。すべてフリーランスには関係ないこと」

フリーランスは自由な身分のはずなのに、「休みがない!」と感じている人は意外と多いようです。

たとえば引き受けた仕事が終わらず休み返上で取り組むケースもあれば、急な依頼に対応するため休めなくなるケースもあるでしょう。

しかし時には休養が必要です。

旅や遊びで気持ちがリフレッシュすれば仕事の能率が上がるでしょう。

スケジュール管理をしっかり行い、休暇中でも常に連絡のとれる体制にした上で、必要に応じてたまにはリフレッシュしましょう!

その4 単価が安い!

・「物価はどんどん上がっているのに、原稿料は低いまま。しかもどんどん下落傾向にあるようで本当に厳しい。印税で生活、なんて夢のまた夢」
・「安い単価なのに、最高のパフォーマンスを求められてしんどい」

フリーランスは「仕事の選択」ができるかどうか、が大きなキーポイントです。

何でも安請け合いをせず、応募や契約の段階で「請けるべき案件なのか」選ぶ習慣を身に付けましょう。

その5 報酬未払いの恐怖

・「クライアントにいくらお願いしても支払いをしてくれない。つらい仕事だったのに、まさかの未払い。フリーランスは怖いと真剣に思いました」
・「トラブルがあっても、フリーランスは後ろ盾がないからつらい」

何もトラブルなく仕事できれば良いのですが、中には納品物に理不尽なクレームを付けたり、クライアントが営業不振に陥ったりして、最悪、報酬が支払われない、というケースも見受けられます。

フリーランスは、このようなリスクもあり得るということを覚悟しておかなければいけません。

報酬未払いのリスクを最小限に減らすために

フリーランス向けの請求代行サービス「フィークル」などを使うと、請求業務を任せ、サービス運営企業から確実に、早く報酬相当額を受け取れるため、未払いの不安なく取引を行えます。

それでもやめられないのがフリーランス!


夢のような生活ではなく、厳しい現実も垣間見られたフリーランス。

しかし、以下のようなつぶやきも聞こえてきました。

「やりたいことしかやらないフリーランスだとスキルが磨けないし、仕事範囲も広がらない。自分の苦手と思う仕事を克服したときこそ、報酬以外のもっと大事なものを得た実感がある」

「自分の頑張りは全部自分の収入になる、というフリーランスの働き方はとても好き。

「会社にいたころはストレスが貯まっていた。 つらいこともあるけれど、それ以上にいいことや楽しいこともある。何より仕事に張合いがある。愚痴を言わず頑張ろう。」

いまフリーランスとして頑張っている人は、「やりがいを求め、充実した人生を送る」ため、あえて厳しい道を選んでいるのかもしれません。

フリーランスには新しい道を自分で切り開いていく面白さがあるのは事実でしょう。

まとめ

フリーランスエンジニアとして稼げるようになるのは簡単なことではありません。

しかしやるべきことをしっかり行なっていれば必ずチャンスは回ってきます。

在宅ワークのフリーランスは孤独です。そのため定期的にコミュニティに参加しましょう。

他のエンジニアたちと日頃から親睦を深めたり勉強会を開いたりしていれば、困った時に助け合ったり、案件を紹介しあったりなど様々なメリットがあるため、定期的にコミュニティに参加することを最優先事項として考えておいてください。

個人ができる仕事の量は決まります。

そのためスキルアップをし、卓越した技術を身に着け、ハイレベルなフリーランスとして、高収入を目指してください。

「あなたをぜひ紹介させてほしい! 」そう誰からも言われるように頑張って下さい