フリーランスエンジニアになるには?

戦後、日本を支えていた終身雇用制度は、”完全に“消滅したと言っても過言ではないでしょう。では、終身雇用がなくなった先には何が待ち受けているのでしょうか。
これからの時代は)普通じゃない人が普通の人になる/堀江貴文
堀江貴文さんのこの言葉通り、「会社員」という選択が普通ではなくなり、「フリーランス」や「起業家」、「経営者」という生き方を選択していくのが「普通」になる時代がそこまできています。
「フリーランスになりたいけどどうしていいか分からない」という人にアドバイスをしたいと思います。
まずは企業に就職しましょう!
日本の企業は新入社員に給料を払いながら育ててくれます。他の国では見られません!
業種によって違いますが、一般的には三年は努めてほしいです。
一年目は新人なので、様々な事を吸収する年。
二年目は後輩が入り先輩となり、一年目で覚えた事に磨きをかけることが出来ます。
三年目は、今迄の経験を活かし飛躍する時期だと思います。
他に重要なのは信用、これも企業にいれば自然と得られます。
あなたに指名の仕事が来るようになって、そこではじめて独り立ちできるようになる。
そうなったら独立のタイミングです。
まずは企業に就職しましょう!
自分のスキルを伸ばし、業界内の横の繋がりやコネクションを築いて下さい。
「3年後に独立するぞ!」と思って就職したら毎日張合いがあり、覚えることは山程なはず。
上司や先輩に「聞きたい」「教えてもらいたい」と毎日周りをウロチョロしていれば、どんな人だって、自分になついてくる人を嫌いになれないし、「こいつ可愛いじゃん!教えてあげたい!引っ張ってあげたい!」ときっと思います。
お得意さんにだって紹介してくれるし、独立する時も力になってくれるはず。
将来を考えての準備期間だと思えば3年なんてあっという間です。
一生懸命に努力している人や自分を頼りにしている人を応援したくなるのは誰でも同じはず。
まずは企業に就職しましょう!
それからの独立はスキルも上がり、人脈もでき、協力者もいて、スムースに運びます。
いきなりフリーランスという人も!
全く違う職種についていてエンジニアになりたい人、フリーランスとして新たに勉強して活動したい、という人の中には、エンジニア育成プログラムを受け、最初からいきなり単独で活躍するつわものもいます。
今ではフリーランスのエンジニアに対する支援体制が整っており、未経験エンジニアでもフリーランスとしてキャリアアップが可能です。
だけど、いきなりフリーランスとして活動するのは決して一般的ではなく、ハードルが高いことを覚悟しておきましょう。
フリーランスエンジニアで得られるものは?
選択の自由を得る
その仕事をやるかやらないかをあなた自身が決める選択権を得ます。
自分自身で決定できるので、会社の方針だからと我慢しなくてよくなります。
時間の自由を得る
就業時間が決まってないので、自分の好きな時間帯に仕事ができます。
自分の好きな日に休みを取り、好きな時に仕事をすることができます。
場所の自由を得る
フリーランスエンジニアはPCとネット環境さえあれば、どこにいても仕事ができます。
カフェや自宅など、自分の好きな場所で仕事をすることができます。
通勤ラッシュに巻き込まれストレスを抱える事もなくなるのです。
人間関係の自由を得る
上下関係や会社内の人間関係を気にしなくて済むようになります。
信頼と結果が全てのフリーランスエンジニアは、人間関係を最小限に効率重視で仕事を進める事ができます。
税金などの会計知識を得る
フリーランスエンジニアになって、初期に直面するのが会計の壁です。
外注しない限りすべて自分で行わなければいけません。
最近では誰でも簡単にできる会計ソフトが多く流通しており、今まであまり知らなかった会計のノウハウや税金、資金運用に関しての知識を身に付ける事ができます。
フリーランスエンジニアで不安なものは?
福利厚生がなくて不安
会社が当たり前に用意してくれている福利厚生は、本当に偉大です。
例えば健康診断にしても、会社が費用負担をしてくれますしスケジュールまで組んでくれます。
他にも出張手当や家族手当、家賃手当など色々あるかと思います。
フリーランスになれば、そういったものが一切なくなります。
会計や確定申告の手続きも必要になります。
収入が安定するまで不安
毎月決まった金額のお給料が支払われる訳ではありません。
自分で案件獲得をし、すべてが自分の実力次第になります。
ある程度安定させるには、長期的・継続的に契約を結べる案件も必要となります。
また、仕事をしたからといって、必ずしも報酬が支払われる訳でもありません。
企業 対 個人になるので、そういったリスクも発生するのです。
高収入フリーランスエンジニアになるには?
フリーランスエンジニアは、全て自分で解決しなくてはいけません。
そのためにはセミナーへ参加したり、勉強をしてスキルアップを目指す必要があります。
スキルアップをすることで、高収入の仕事を受けることが可能になります。
人脈づくりで効率よく仕事を進める
フリーランスエンジニアは、常駐しようが個人であり社外の人という事実に変わりありません。
効率化を重視できるメリットもありますが、自分で人脈を広げられなければ仕事を獲得する事もままなりません。
また、将来のことを見据えた自己投資なども必要になります。
セミナーなどには積極的に参加し、勉強をすることが大切です。
そういった事を包括的にできる人が、フリーランスエンジニアとして活躍できます。
当たり前のことですが、時間を守る、納期を守るというのはできて当然です。
円滑な連絡のやりとりを含め、コミュニケーション能力は信頼にも繋がります。
駆け出しフリーランスはどこから案件を取ればいいのか
オススメの3パターンをご紹介します。
クラウドソーシングで案件をうける
一つ目は『クラウドソーシング』です。
これは初めての案件の獲得先として、きっとみなさん思い浮かべますよね。
友達から案件をもらう
フリーランスエンジニアとして駆け出しの時期には、友達からの依頼が大きな助けになります。
クライアントへ直営業する
「クラウドソーシングでも上手くいかない」とお悩みの方は、自分でクライアントを探して直営業してみましょう。
まとめ
フリーランスエンジニアになりたい場合、まずは企業に就職しましょう!
会社務めの間に自然と身に付くスキルは何にも代えられないあなたの財産となるはずです。
ITの知識や技術だけではエンジニアは務まりません。
クライアントの要求を聞き、何が必要かを見極めてさまざまなモノやシステムを構築するコミュニケーション力、そして、クライアントの要望を正しく理解し、文章や図で設計書を書いていく表現力。
ときにはチームの一員としてプロジェクトに関わることもあり、そんな時コミュニケーション力と同じように必要なマネジメント力も欠かせないビジネススキルのひとつです。
お給料をいただきながらスキルを身に付け、人脈を築き信用を構築しそれから独立を考えても遅くはありません。
「あなたをぜひ紹介させてほしい! 」そう相手から言われるように頑張って下さい。
最後に、独立するまで育ててくれた会社には在職中の3年間はお給料以上に頑張って働いて下さい。
退職後に「あいつは本当にいい奴だった!・・・」(^^)/~~~と言われるためにも。