30代独立志向!でも営業が苦手なエンジニアへ|それでもフリーランスを勧める理由

30代に突入したと同時に「仕事このまま続けていいの?」と自分への問いかけ。皆さんほぼほぼ経験しているのではないでしょうか?

思ってはいても気づかないふりする自分。

フリ-ランスエンジニアに興味はあるが会社を辞める勇気はない。

このまま人生が過ぎていくのも将来への不安と面白さに欠ける、と本当は今の自分の姿に不満を感じているあなた。

いつかはやらなきゃと考えるうちに守りの年代に突入します。

負の連鎖で動けない自分に将来後悔しないよう今だからこそ動く理由を考えてみませんか?

フリーランスエンジニア 将来生き残れるの?

このグラフは経済産業省よりIT人材の「不足規模」に関する推計結果です。

出典:経済産業省資料

将来的にITエンジニアの人材不足は2019年をピークにITエンジニアの減少がすでに予想されています。

しかしその一方で需要は年を追うごとに上昇すると予想され、2020年には36.9万人、2030年には78.9万人の人材不足と、業界だけでなく国の大きな問題でもあります。

これだけ引く手あまたな状況のIT業界。当然仕事があれば転職やフリ-ランスで成功するになる可能性は十分にあるわけですが、それでもやはり転職や独立には勇気が要りますよね。

特にフリーランスともなると、これまでの雇われ社員ではなく、一人の事業主となるわけですから不安も大きくなります。

そこでまずは状況の洗い出し、つまり「メリット」と「デメリット」を明らかにしてみましょう。

フリーランスになるため知っておくべきメリット

IT業界人材不足と仕事の需要は上昇することが分かれば次は準備です。どんな事でも良い事ばかりではありません。

あらかじめ不安に対して準備さえしておけばデメリットもメリットへ転換できます。

収入が増える

会社員とは違いフリ-ランスの醍醐味は収入アップ。

お金だけがやり甲斐ではない!と言いたいですが、逆を言えば自分の仕事の結果がお金で評価され、自分にすべて還元される最もわかりやすいシステムと言えます。

仕事と働く場所が選べる

毎朝満員電車に乗り、長時間をかけて会社まで行く必要がないのがフリーランスエンジニア。

仕事内容やその日の気分で仕事場所を変える楽しみもあります。

時には静かなカフェ、テンション高めの時は人が行き交う街の中。

季節の変わり目には自然の中で風と太陽の日差しを浴びながら…なんて自分らしい時間の使い方で楽しんでお仕事場所も選べます。

時間も自由に使える

今の社会、例えば家族を持ち育児の真っ最中であれば子供の成長に合わせた仕事時間の設定やお休みも自由に作れます。

がむしゃらにお仕事優先で頑張っているだけでは充実感は得られません。

自分そして家族にとってどんな時間スタイルがベストなのか会社員では出来ない時間の使い方もフリ-ランスエンジニアだからこそ得られる特権でしょう。

人間関係のストレスからの解放

エンジニアの最大の敵は「ストレス」。

「ストレス」はどの社会にもありますが、働き方でかなり改善できるものです。フリ-ランスエンジニアは「自分で選ぶ」が基本ですので、仕事も環境も人も嫌だと思ったら変える事もできます。

覚悟をもって「人生の選択権」を手にしたフリーランスエンジニアだからこそストレスのない人生を目指すことができます。

いつの間にかスキルアップにつながる

会社員であれば指示された仕事をこなし「給与」を受け取ります。

フリ-ランスエンジニアは、やった仕事に対して「報酬」を得る事になります。

安い案件かそれとも高い案件なのか自分ができるレベルや選ぶ仕事で収入の変化があることを身をもって体験します。

現在よりも、更に大きな収入を得るためにもスキルアップへの意識も高まりますので、同じ仕事を得意分野を広げるチャンスでもあります。

会社員という守られた環境の中で与えられた仕事をこなすのか、それとも安定の中にも時には冒険とチャレンジ。そして日々進化していく自分をマネージメントしてみませんか?

メリット以上に知るべきデメリット

フリーランスエンジニアになり得られるメリットもたくさんありますが、環境の変化と共に今まで見えなかった部分が必ず出てきます。

では何が予想されるのか…そしてその対策は?

収入が不安定

仕事を受けられなければ収入が不安定になります。

会社員のように守られた立場ではありません。お仕事をこなさない限り収入は発生しません。

元々営業力の高いエンジニアは問題ないかもしれませんが、職人肌で黙々と仕事をするタイプはえてして営業を苦手とする事が多いです。

その場合、フリーランス向けに仕事を受注してくれるサービスをうまく使う事で余計なストレスから解放される方法もあります。

仕事はどこから…

お仕事は営業を自分でしなければなりません。

しかし最初から人脈がありすべて自分でお仕事を取れるフリーランスエンジニアはごく僅かです。

なれない営業に時間をかけるよりまずは実績を積むことに専念しましょう。

そのために活用するのがフリーランスエンジニアに対して企業を紹介してくれる「エージェント」。

ここをうまく使うことで人脈がなくてもまずは案件を獲得することができます。

そして継続的に色々な案件をこなすことにより実績を積み信用にもつながります。

会社へ入った新入社員時代を思い出して下さい。

そんな気持ちでフリーランスエンジニアでの仕事スタイルが整い始めたらそれまでにできた新たな人脈からの営業活動もチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

お金の管理も自分

会社員とは違い税金関係から支払いまでお金に関することはすべて自分の仕事となります。

収入が増える可能性もありますが逆に何も知らず準備しないままだと税金が増え逆に収入が減ることになりかねません。

では最低限事前にやっておくべきことは…

簡単にまとめると

  • クレジットカ-ドを作る
  • 経費にできるものを知っておく
  • 社会保険から国民保険へ、厚生年金から国民年金への切り替え
  • 実印登録
  • 個人事業主開業届&青色申告申請&経理ソフト導入
  • 民間保険+投資信託などの節税対策必須

まとめ

新たな事に挑戦する時は必ずメリットとデメリットはあります。

しかしそれは自分の考え方や思いでどちらにも変えることができます。

変化を恐れじわじわと行動が伴わなくなり守りに転じる時期。

今のまま時を重ね安定と心の満足が得られる未来が待っているのか?

迷いがよぎるのであればまずは準備としてフリーランスの世界を覗いてみるのも人生わくわくの第一歩。ダメなら引き下がることも戦略手段ですので。

経験をそこそこ積んだ30代だからこそ始める可能性。

1年後5年後10年後そして歳を重ねた自分を想像しまずは一歩前へ踏み出してみませんか?