エージェントはフリーランスエンジニアの味方

「フリーランスエンジニアは不安定」とか「高度なスキルが必要」と言う人が大勢いますが、そのような考え方は捨てた方がいいでしょう! いまや時代が変わったのです!

今はエンジニアが不足しています。そうした中でフリーランスエンジニアをサポートしてくれる優秀な企業が沢山あります。

いま、エンジニアはフリーランスになれば桁違いに豊かになれます。

収入は2倍、3倍にもなるし、労働時間だって自分でコントロールしやすくなります。

正社員だからと言って無条件で安定が手に入る時代ではありません。

会社の人間関係に悩まされて独立を考えているあなたに「エージェント」について詳しく説明したいと思います。

フリーランス専門エージェントって何?

「あなた」と「エンジニアに仕事を任せたい企業」の間に入り、あなたに案件を紹介してくれる企業をエージェントと呼びます。

最近はこういったエージェントが普及し、かつ利用しやすくなっているので、エンジニアでも独立しやすくなったのです。

独立の不安は「独立後に仕事を獲得できるか?」という点だと思います。

その点フリーランス専門のエージェントを使えば、自分で営業せずとも、エージェント自身が案件を引っ張ってきて紹介してくれます。

そのおかげで仕事や営業の不安がなくなります。

エージェントの意味

「エージェント」とは、英語で「agent・代理人」を意味する外来語です。代理人とは、本人に代わって交渉や取引・契約を代行する人のこと。

また、エージェント業務をする会社のことを「エージェンシー(agency)」といいます。

フリーランスエンジニア専門エージェントを活用すべき

なぜフリーランスエンジニア専門エージェントが提供する求人サービスに登録すべきなのか、についてお話します。

エンジニアに案件を紹介するエージェント企業というのは、要するに「ピンハネ」です。

依頼元の企業からできるだけ多くお金を引っ張り、できるだけ安い報酬でエンジニアに働いてもらうのが仕事です。

本当はエージェントを介さず、自分で直接企業に営業をかけた方が報酬面のメリットに関しては大きいのです。

しかし、特に営業力に自信のないエンジニアは、自分で営業できるわけではないし、沢山ある企業から自分にマッチした案件を個人で探すのは骨が折れます。

だからこそ、それらを代行してくれるエージェントの存在が大きいのです。

少なくとも最初はエージェントに登録をしましょう!
(エージェント経由で依頼元企業とマッチングし、現場の信頼を獲得すると、向こうから「直接契約」の話がきたりすることもあります。)

エージェントは規模が大きいところほど優秀

規模が大きいエージェントは案件数も豊富で登録エンジニア数も抜群なので、依頼元企業に対して高い交渉力を持つことができ、それが単価を押し上げる要因となっています。

さらに特筆すべきは、支払いサイトが15日(翌月15日に報酬が振り込まれる)と業界最速のエージェントもあります。

小規模なエージェントだと支払いサイトが60日などの案件もあり、「独立したいけど貯金がない」なんていう若いエンジニアは一歩踏み出しにくかったりします。

一般的な正社員でも給料は翌月の25日あたりに振り込まれることが多いと思いますが、その点、 規模の大きいエージェントだと翌15日には報酬が振り込まれるので何の躊躇もなく会社を辞められます。

これはすごいことです。

エンジニア不足のいま、世間は追い風です。

空前絶後と言ってもいいこのチャンスをぜひものにしてください。

就活せずに卒業後プログラミングスクールへ

最近多いのが、「就活せずに卒業後プログラミングスクールへ通って、スクールのサポートを受けてエンジニアになってしまうのはどうか」というもの。

彼らは1〜2年以内に独立してフリーランスエンジニアになることを想定しているため「数年で辞める会社のために必死に就活するのなんてくだらない」と考えています。

全くその通りだと思います。数年間会社員やるために、一年近くも準備して就職活動に臨むなんて馬鹿らしいですよね。

だったら、プログラミングスクールのキャリアサポートの力を借りてすぐに就職してしまった方が圧倒的に楽です。

スクールは受講生のスキルとキャリア設計を考慮した上で企業を探してきてくれるので、リサーチ力のない学生が自力で企業を探すよりよっぽど合理的です。

いま、サラリーマンエンジニアとフリーランスエンジニアとでは、働き方はほとんど変わりません。

それでいて、収入は圧倒的に増え、働き方の融通が圧倒的に効きやすくなるのがフリーランスです。

ちなみに、 レバテックフリーランスを運営する、レバレジーズ株式会社が作成したフリーランスエンジニア市場レポートによると、フリーランスエンジニアのおよそ7割は1ヶ月60万円以上の高単価で業務委託契約を結んでいるそうです。

お勤めでエンジニアをしている方は、ぜひ一度エージェントに登録して、フリーランスの世界がどうなっているのか、そして本当はどれくらいの市場価値が自分にはあるのかを確認してみたらいいでしょう。

企業との面談は?

大体、依頼元企業との面談回数は1回~2回。

会社勤めをしながらでも十分面談に足を運べます。

スキルシートをしっかり作りこんで、話す内容をまとめておきましょう。

面談対策も希望すればやってもらえるのでご安心を。

案件探しは複数のエージェントで

いざ案件を探す時には、フリーランス初心者の方は最低でも2社~3社に登録しておくことをお勧めします。

エージェント間で獲得競争がスタートするので、各エージェントの営業に気合いが入ります。

エンジニアが優位に立つためにはこういうことも大事になります。

また、地方のエンジニアであれば年収1000万円以上を目指す、あるいは上流工程に参画したいなら、ハイパフォーマーITエンジニアを加えれば仕事が見つからないなんてことはまずないと思います。

フリーランスがエージェントを利用する5つのメリット

多くのフリーランス向けのエージェントはエンジニアやデザイナーを対象としていますが、ディレクターやライター、データサイエンティストなどの職種で案件を紹介しているエージェントもあります。

ここではフリーランスがエージェントを利用する5つのメリットについて話してみましょう。

1. 仕事の選択肢が増える

個人で営業して取れる仕事には限度があります。営業のために時間や労力を割くのはもったいないです。

エージェントにより紹介されている仕事は、その会社と短期契約をし、その期間の中で様々な案件や業務に携わることができ、仕事が安定しないといわれているフリーランスでも安定した働き口が見つかります。

エージェントに登録すれば個人ではなかなか取れない大手や単価の高い仕事を請けることもできます。

最初は複数のエージェントに登録して仕事の可能性を広げ、その中から希望に合った案件に参画するのがおすすめです。

2. キャリアサポートが受けられる

エージェントを利用すれば、スキルや希望条件にマッチする案件を探し出して提案するカウンセラー、契約後の状況確認や相談業務を行うフォロワーなどがフリーランスの活動を全面的にバックアップします。

エージェントによってはカウンセリングからフォローまで一貫して専属のサポーターが就くケースもあります。

安心感はもちろん、長期的な見通しも含めてキャリアプランを相談できる点でエージェント利用は有益な機会になるはずです。

3. 収益性が高い

単価は案件によってさまざまですが、「企業⇔エージェント⇔フリーランス」という「エンド企業直受け」と呼ばれる契約では間に入る企業がない分、高い報酬が支払われる傾向にあります。

クラウドソーシングで発注されている案件を見てみると、固定報酬制がほとんど。

時間単価制もありますが、システム開発では3,000円、アプリ・スマートフォン開発では2,000円、Webデザインは1,500円程度の時間単価になっています。

クラウドソーシングもエージェントも、どちらもそれぞれ利用するメリットがありますが、金額だけみるとエージェントの方が収益性は高いと言えるでしょう。

4. 安定的な仕事が見込める

組織に所属しないフリーランスは安定して月々の報酬を得られる保障はなく、不安定な立場にあるのは間違いありません。

たとえば一つの案件が終了してから次の営業をかける、という体制では案件と案件の間に仕事の空白ができてしまいます。

しかしエージェントを利用すれば、案件の終了時期を見込んで次の仕事の紹介もあるため継続的な仕事ができるのがメリットです。

5. 福利厚生を受けられることも!

フリーランスに通常、福利厚生はありませんが、エージェントに登録すると正社員並みにサービスを受けられることもあります。

具体的にはホテルやスポーツクラブの優待利用などのほか、人間ドッグや検診費用優待、税理士の紹介、会計ソフトやコワーキングスペースの優待利用、就業不能時の所得保障保険サービスなどフリーランスの実情に特化した福利厚生が目立ちます。

まとめ

エージェントを利用すれば働きやすくなる一方で、問題や制限されることなどもあります。

エンジニアは40代、50代、60代と年齢を重ねるにつれ、案件を受注できる機会が段々失われていくと言われています。

一方で業界を渡り歩けるスキルや資格を持っていたり、若い世代とのコミュニケーションも良好でまとめ役など経験が豊富だったりする場合は、シニア世代でも十分に活躍できる余地はあります。

将来的な人材不足を補う意味でも、シニア世代の活用を促すエージェントは今後さらに需要が高まるでしょう。

フリーランスエージェントは東京だけでも100社以上存在しますので、自分に合った会社や営業担当を見つけるまでいくつかのエージェントと面談を行い、これからのフリーランス人生をエージェントと共に安心して歩めるように頑張ってください!

「エージェントはあなたの強い味方です!」